チベット(西蔵)佛教の聖地を訪ねて

チベットは、古く中国では 吐蕃(トウポー)と呼ばれ 標高3,000mを越え 11月から4月までの期間は積雪となる厳しい自然に支配される地域です。其の為、外部からの侵略を許すことのない地理的条件を備えていました。
そして、チベット佛教は土着の宗教と融合して独自の発展を遂げていきます。そのチベット佛教は7世紀頃に始まりますが、11世紀頃にインドで起きた後期蜜教タントラの影響を強く受けて定着しました。
蜜教伝統 佛と共に生きる人々…西蔵
西蔵(中国占領化にあるチベット)第一の都市が「拉薩」であります。
ここには、ダライラマ5世が創建した布達拉宮があります。チベット佛教ラマ教の聖地として各地から敬虔な信者の参詣の絶えない寺院でもあります。この国の人々は、一生に一度は 自らの住む地から 三歩一礼の五体投地の礼拝をしながら この地に何年も掛けて来ることを 一生の事業としている人々なのです。その生活は質素で 仕事で得たお金は故郷から布達拉宮までの生活資金と帰郷する為の資金で、その資金を除き残ったお金はすべてお寺に供養するそうです。供養する為にまた働く、正に毎日が佛に成るための修行そのものと思います。
佛と共に生きる人々・・・ 佛の世界を垣間見た思いがしました。
<佛光世紀9号>