2008年5月28日水曜日

2008年6月 行事予定

6月 1日(日)   報恩會・理事會 10:30~

6月 5日(木)   第三分會活動

6月14日(土)   共修禅 10:30~ 於下仁田

2008年5月27日火曜日

ミャンマーサイクロンと四川大地震の義捐金募集

ミャンマーサイクロンと四川大地震の義捐金を「一口1000円」にて募集しています。

申し込み締め切りは2008年5月31日です。

ご協力よろしくお願い致します。

第4分会分会活動


2008年4月27日(日)
参加者 25名(多くの方が今回初めて参加)

11:00 秘書長より佛光会の概要紹介
11:10 慧僧法師より座禅についての説明
11:40 座禅(10分間)
12:00 昼食 
13:00 自己紹介
13:10 講話 題材「蘭を植えたのは」
13:40 連絡事項(カタクリや手もみのお茶の紹介)
13:45 終了

分会活動は、自己紹介や慧僧法師の講和の際に笑いもでて、和やかな雰囲気の中で行なうことができましたので、初めての方でも違和感や偏見をもたれた方はおられないと思います。

なお、慧僧法師より次のような話がありました。

①座禅について
 留学中に東京でサミットがあり、そのときに中曽根首相は10分間座禅をしているというのを知り、感心しました。
 座禅の効用は
  1)精神力を高める
  2)集中力を高める
  3)気持ちの切り替えが早くなる
 です。

②人間佛教について
 佛教は2500年の歴史がありますが、戒律が厳しすぎると社会とのかけ離れが生じます。修行とは特別な厳しいものではなく、日常生活の中で自分をチェックすることですので、それを理解してもらうために人間佛教という言い方をしています。

③講話「蘭を植えたのは」

『金代禅師は蘭が大好きで、たくさんの高級な蘭を栽培していました。それはそれは大事に、わが子のように蘭に愛情を注いで世話をしていました。
 ある日、禅師は外出することになり、蘭の世話を弟子に頼みました。
 弟子は師の大事な蘭なのでしっかり世話をしようとしましたが、うっかりつまづいて蘭の棚を倒してしまいました。蘭の鉢は粉々です。
 弟子は呆然として師の帰りを震えながら待ちました。金代禅師が戻るとすぐに足元に跪き、自分の過ちを懺悔しました。
「先生、蘭の鉢を台なしにしてしまいました。どんな体罰をされてもかまいません。どうか先生、慈悲を恵んでください。怒らないでください」
 金代禅師は弟子の話を聞いても怒りはしませんでした。そして何もなかったように言いました。
「私が蘭を育てていたのは一つに仏に供えるためであるし、一つは環境を美化できるからでだ。怒るために蘭を植えたのではない」
 私たちはこの世に怒るために生まれてきたのでもないし、煩悩に惑わされるために生まれてきたのではないのです。
 夫婦関係、子供の教育、友だちのつきあい、仕事の人間関係においても、もし、金代禅師の「怒るために蘭を植えたのではない」という一言を座右の銘にしていれば、お互いの誤解、争いがなくなるでしょう。
「怒るためにこの世に生まれたのではない」
 この言葉は暗い気持ちを追い払い、心の喜び、安楽、平和が入れられている素敵な宝箱のようなものです。この宝箱を開けるのも開けないのも、あなたの心ひとつということです。』

これを読んで心に残った言葉を聞きました。
多くの方が「怒るために蘭を植えたのではない」、「怒るためにこの世に生まれたのではない」と答えました。
その他、「弟子は呆然として師の帰りを震えながら待ちました」という方もおられました。
そして、「わが子のように愛情を注いでいる蘭ということですが、わが子であったらどうなのですか」という質問もでました。


慧僧法師は、禅師は蘭の鉢が割れたのを諸行無常へと切り替える、その気持ちの切り替えが早かったとおっしゃり、また、何事にも因果関係が有り、良い縁を結ぶことが自分の幸せ、そして世界の平和にとって大切と諭されました。