2009年11月20日金曜日

世界大会参加報告


樹木の葉も色付き始めた10月17~23日まで、5日間の日程で佛光會初となるシンガポール・マレーシア・タイ共同開催(開会式シンガポール)の世界大会が開催されました。
葉が色付くと言っても、面積646平方キロ(淡路島位の国土)に人口約480万人(年々増加)のシンガポールは、気温は31度。常夏の国である。
開会式・晩餐会が市内サンテックシティで催され、来賓は、シンガポール副総理兼国防大臣を始め、各国国会議員、在中国大使、在台湾大使と豪華メンバー。佛光山寺からは、星雲大師、心倍和尚、心定法師、慈容法師他蒼々たるメンバーが一同シンガポールで会した。会員は約50カ国から総勢600名が参加。
晩餐会では、滅多に聞けない法師様の美声に酔いしれた。
翌日、客船に乗込み、一路マレーシアへ向けて出港。19日にマレーシアのペナン、20日にタイのプーケットにそれぞれ4時間程滞在した以外は丸4日間ずーっと船内であった。勿論大師もである。ペナンでは小乗仏教の寺で涅槃像を見学。プーケットでは、リゾート客の海水浴を遠巻きに眺め目の保養?。タイ佛光會員から椰子の実を頂き、さらっとして程よい甘さの自然の恵に渇いた喉も唸った。
今回のテーマを、一言で表すと「吉祥」

一、吉祥とは、繁栄・幸運を意味し、六時吉祥(四六時中吉祥)と言い、何時でも吉祥を唱え、正しい見識を持ち、謙虚な気持ちで相手や物事に接すと万事良い方向に向かう。皆様も日常の挨拶語として、吉祥を使ってください。

二、人間佛教の実践として、家庭平和が基本である。
嫁姑関係では、先ず一年間は我慢を。相手より一歩先に出すぎたと思ったら、一歩惹く。相手の良い面を観て、和を大切にする。人間佛教はポジティブである。

三、台湾八・八水災では619人の尊い命が失われた。被災者の多くはクリスチャンであった。佛光會では、3万人のボランティアが集まり、弁当20万個配布、心のケアマニュアル冊子を配布した。

四、フィリピン台風災害では、損害額600億円、9000戸崩壊、54,000人が被災した。佛光會では、本山から10tの物資を支援した。

五、本山仏陀記念館は来年竣工予定。10万人収容施設を建設、記念館地下に納経室を設け、100万人の写経を納める。納経室は50年毎に開く。

六、今年の花祭りは、史上初となる台湾総統府前(日本で例えると国会前)で開催され、馬総統を始め10万人が参加した。

以下まだまだ書ききれないが、星雲大師は最後に、「生前に全て条件を整えれば、皆、極楽世界に行ける。極楽世界の着物は軽く、寒暖さはなく穏やかである。食事は思うが侭に食べられる。しかし我々佛光会員には、娑婆世界をもっと清潔にする任務がある。みなさん、明日からまた頑張りましょう」とても82歳とは思えない力強い元気の出るお言葉を頂きました。

<佛光世紀18号>

2009年11月18日水曜日

2009国際佛光會世界總会理事会議


10月17日~21日の日程で、シンガポール、マレーシア、タイにおいて、国際佛光會世界総会(第4回第5次理事会議)が開催され、日本大和協会からは会長、副会長、秘書長を筆頭に、総勢10名が参加しました。
今回の会議は船上会議という、初めての試みで、シンガポールにおいて挙行された開会式には、世界各国から4000名近い参加者が集いました。
翌18日からの船上会議は、シンガポールを出港し、マレーシア、タイと巡りましたが、その間世界の人々と国際交流を深めることができました。
今回の会議において、次の10項目における決議がなされました。
1.地球を守るために、国際佛光會のメンバーは環境保護のため、省エネルギーで、炭素排出量を減らし、緑化や造林を推進し、使い捨てとならない容器やカップ、箸等、環境に配慮した食器を用います。
2.「100万人の般若心経プログラム」を応援するため、世界各国のメンバー各自が写経に対する活動を行い、仏陀記念館が早期に完成できるようにします。
3.社会の調和を高めるための「三つの善行」を促進するため、その実施方法に従い「三つの善なる学校」と「三つの善なる家庭」を表彰します。
4.家庭教育を重視し、仏教家庭を推進させる女性を励ますため、国際佛光會婦人聯誼会議を世界的に推進します。
5.弘法を強く守っている国際佛光會の男性の交流のため、国際佛光會男性聯誼会議を世界的に推進します。
6.弘法プログラムの経験の交流を高めていくため、弘法講義セミナーが世界的レベルで開催し、弘法の本質を探求していきます。
7.様々な地域における教育・文化・慈善活動を推進するため、国際佛光會のメンバーは「星雲大師の教育基金」を支援します。
8.帰依者の弘法の理解と彼らの文化の真価を高めていくため、国際佛光會のメンバーは「星雲大師の一筆文字の巡回展」を支援します。
9.青年の仏教に対する信仰を培っていくため、国際佛光會のメンバーは仏教に進む世界の青年達と積極的な交流をもち、指導に当たると共に、五戒を受け、心身を正します。
10.慈善教育基金を創立し、緊急援助や奨学金、或いはその他の目的で、多元的な運用ができるように準備します。

<佛光世紀18号>

2009年11月12日木曜日

本山草刈奉仕活動


2009年9月26日(土)朝9時より、恒例となりました本山草刈奉仕活動が行なわれました。

<佛光世紀18号>