2009年4月27日月曜日

星雲大師にお会いして


小走りで、促されるままに通された部屋に入ると、正面奥で星雲大師様が此方を向いて我々大和教会訪問メンバーを迎えていただいた。いきなりだったので、まるで夢の如きであった。
 今回、星雲大師様の特別な御取計らいで、佛光祖庭参拝ツアーが企画され、また参加出来ました事に本当に感謝いたします。
 大師様はお話の中で、「12歳で出家して、台湾へ渡って60年、様々な出来事があったが、あっという間であった。そんな激動の時代にあっても共産党は私だけは大目に観てくれたよ」と・・・
 大師様のお姿を前にして直に体験談をお聞きしていると、今までの苦労がどんなにか大変であったか伝わってくる。しかし、それを苦労と考えない大師様の偉大さの方がもっと強く感じられた。
 滴水坊も本土に根付きつつあり、中国で、近い将来人間佛教が広まる事を切望いたします。
  最後に、大師様からお小遣いまで頂いて、嬉しい反面恐縮した。
 確かお小遣いを頂いた記憶は30年前の小学生位までであったろうか?今でも大切に持っています。
 大師様が幼少の時、民衆の暮らしが困窮している中で、お菓子を頂いたら皆に分け与え、飼い犬にもあげたいと眼を腫らしてお泣きになったと言うエピソードを読んだことがあるが、大師様の心広いお気持ちに触れました。
 後日、棲霞山寺を訪問し、副住職様が、大師様の出家された時代は赤貧洗うがごとしで、食事も満足に無く、ましてや本やノートは言うまでも無く、手紙を出すにも切手が無かったとお話された。
 「無情と有情、無理と有利」の辛さを身をもって味わわれたのだなと・・・
 その後、志開上人にお参りして我々一行は寺院を後にした。
 今回の旅で、大師様にお会いし、足跡を辿り、佛光山をまた少し理解できました。
 これを期に、益々佛教理解を深め、大和協会会長の基、大和協会、いや、日本に佛光山の人間佛教の素晴らしさを広め、何時か日本から出家信者が出ることを望んでやみません。
<佛光世紀14号>

2009年4月24日金曜日

大和協会佛光祖庭参拝に参加して



平成20年8月5日~10日の5日間、祖庭朝聖と題して、星雲大師様のゆかりの地を少々の修業(朝のお勤めや、ほとんど3食とも精進料理)もかねて行って参りました。
満潤法師様先導のもと、大和協会会長をはじめ、12名の参加でした。
 中国上海に着いて間もなく、星雲大師様と面会することができました。
北京への移動中、お忙しいなか予定を組んで頂いたそうです。
大変有難く思い、後に感謝の気持ちを込めて、感謝文を提出致しました。
さて、こんな有難い出来事を初めとして参拝してきた訳ですが、驚いた事に、中国では共産主義という事情もあり、宗教の布教活動が禁止されているそうです。
ですが、自主的に参拝されている人をたくさん見かけるのは仏教への信仰の厚さだと思いました。
 さらに前述の事情もありながら、特別な許可を得て、3年の調整期間は、あったものの、わずか8ヶ月で着工から完工した宜興大覚寺や、すぐ横にある巨大な湖とダムには驚愕でした。
また、境内に建てられた大きな唐招堤寺風の鑑真図書館も印象的でした。
世界遺産の拙政園や、中国では縁起が良いとされる数字に因んだ88メートルの巨大な無錫の霊山大仏など、他にも印象に残る数々の観光もして参りました。
 全体的に参拝旅行を通して、文化大革命による影響を少し感じられた事や、それに対した復興や根強い仏教への信仰心、奥の深さを体験できた様な気がします。大変貴重な体験が出来た事に有難く思い、感謝しております。
 最後になりますが、成田から引率して頂いた満潤法師様、大和協会会長を始め副会長の方々や参加された皆様、紙面を通して大変有難うございました。
<佛光世紀14号>

2009年4月23日木曜日

2009年5月 行事予定

5月 8日(金) 第一分會活動(法話・座禅)

5月14日(木) 第二分會活動(DVD・法話)

5月17日(日) 理事會 10:30~ 報恩會 13:00~ 於伊香保

5月19日(火) 第六分會活動(料理)

5月23日(土) 共修禅 10:30~ 於下仁田


共修禅の日には梵唄等諸活動も行ないます。