【二日目:10月28日】
ホテルよりバスにて弘法寺に向かいました。弘法寺は農園や菜園であった約15,000 坪の土地であり、倉庫を改造した仮本堂にての布教活動を行っています。
本格的な寺院は行政のグリーンベルト(緑地確保)の規制等の申請協議を行っており、将来的には30階建の高層ビルを敷地中央に建立し、周囲を庭園にしたいとの構想が深山和尚よりありました。一周年法会に先立ち、本山の心定和尚並びに伊香保佛光縁の慈怡法師が参加に際しての記念記帳を行いました。弘法寺では、深山和尚の案内にて心定和尚と日本大和協会参加者が邸内を散策しました。
一周年法会当日は天候に恵まれ、日差しも強く参加者の大半は頭にタオルなどの日光と暑さ対策をしていました。後で、日本の扇子に似た組み立て式の日除帽子が配られ、大変重宝しました。また、会長が釜山協会に寄附した「桜の苗木千本」の発表では、会場内より盛大な拍手と歓迎を受けました。
さらに、弘法寺の土地と寄付金を提供しました夏道女史(82 才)が紹介され、心定和尚より感謝の言葉と記念品等が授与されました。
釜山協会1周年法会は、心定和尚を中心に弘法寺の深山法師や伊香保佛光縁の慈怡法師、日本大和協会関係者並びに釜山協会員の参加により、盛大な式典となりました。
今回の1周年法会の参加では、日本大和協会として夕方より開催される歓迎音楽会に、佛教の歌「願將衆生度」を手話にて披露する一大イベントがありました。参加者全員の方が手話は初めてであり、韓国に着いても時間があればバスの中や駐車場で練習をしていました。
大変な緊張の中での手話による佛教の歌は、会場より大変な歓迎を受け、アンコールのエールに日本の代表的な歌である「さくら さくら」を合唱し、会場内の雰囲気が歓喜に包まれました。夕方の音楽会は昼の暑さに比べ厳しい寒さとなりましたが、寒さを忘れるほどの感動と参加者全員の緊張感が感激に変った貴重な時間でした。
<佛光世紀 1号>