2007年8月31日金曜日

「本栖寺座禅會参加の旅(2005年10月28日~29日)」 参加会員の感想報告


「お経の音律でニヤリ」

一年半前の桜が満開の四月に星雲大師と慈怡法師に初めてお会いしたのもこの本栖寺でした。日本大和協會が発足して一年余、会員お揃いの大和協会法被姿、朝のお経も黒の法衣姿での行列参加、大和協會も少しずつ佛光山寺の会員として育っていると感じました。禅堂の雰囲気に荘厳さを感じ、なにがしらかの緊張感を感じるのは不思議と心地よいものでした。一段高い位置で、目線、呼吸、姿勢を気にしていると、指導法師より吸う息と吐く息は---?息は----?独り言の言葉は法師の禅問答かと勝手に思っていたら、後で意識を集中する一つの方法とのこと。普段の生活の中では意識が散漫しており、座禅にてその意識を集中する修練を普段の生活に少し取り入れることにより、普段気がつかない事を感じる事ができるようになります!との一言に、忘れていたものを思い出した気がしました。
写経も普段できない事のひとつです。最初はただただ早く写す事に集中していましたが、ふと字を見ていると、毎週下仁田での共修会に読経するお経の教本に出てくる字が多いことに気づき、ふとお経の音律が頭の中に浮かび、思わず内心「にやり」としました。毎週の共修会参加の結果であり、続けることの大きさを感じました。座禅も写経も普段の生活には縁遠いものでしたが、佛光山寺との「縁」により普段の生活にも徐々に浸透している自分に驚いています。
<佛光世紀7号>