2007年8月30日木曜日

「星雲大師生誕法會参加の旅」 参加会員の感想報告


「初めての台湾」

「台湾に行ってもらいます」突然の知らせにとまどいながらも、一口返事で承知した。「台湾とはどのような所?」「宗教とは、仏教とはどのようなものか」「バシー海峡に近づくことができるのか」以上の三つの理由と期待を持って行きました。
 1.台湾とはどのような所であろうか:一般情勢や民情、生活や交通事情、街の様子などを事細かく記載されていました。
 2.宗教とは、仏教とはどのようなものであろうか:佛光山寺到着して驚いた。日本のお寺とは全く雰囲気が違うのです。寺のスケールや多くの人が集まり、教育機関の学校を併設していることです。また、子供たちの態度も身なりもきちんとしており、仏教を通してきちんと教育されていることがわかりました。本山での行事を、星雲大師自らが仕切っていたのには驚きました。他人に任せず、自ら行う姿勢に、これなら信者も、きっとついてきてくれるはずだと思いました。
さて、何故にこんなにも多くの人があつまるのであろうか。宗教とは、佛教とは、どのようなものであろうか。凡人の私には、到底、判るはずが有りません。ただ、一人静かに祈るといった、そんな心の拠り所なのかもしれないと思ったものでした。
 3.バシー海峡に近づくことができるのか:先の戦争において私の長兄がバシー海峡において戦死しました。戦争はいけません。勝っても、負けても、悲しみだけが残るだけです。
台湾は初めてでしたが、台湾の豊かな自然や国民を支えているのは仏教による「こころ」と感じました。大きな施設、整備された組織、立派な指導者により、一貫した教育が行われているのです。日本大和協会に入会して、今後も皆様と一緒に精進に努めます。
<佛光世紀6号>