2007年8月31日金曜日

「本栖寺座禅會参加の旅(2005年10月28日~29日)」 参加会員の感想報告


「何故ここに?」

道すがら「ここから見た富士山が千円札の裏側の富士山だ」紅葉が美しい。1回目の座禅は、ただただ睡魔に襲われ、我に返ると足が痛く時間を気にすることだけでしたが、2回目にはやや我を取り戻し、「止静」の世界を少し覗いたような気がした。そこで、思った。私は、今、何故、ここに居るのであろうか?最近のこと、身近に叔父の終焉をみて、父母との別れとは別の感情をもって、冷静に人の一生を見て思った。わが人生はこれで良いのであろうか?別の心をもって自分を見る必要があるのではないか!私は、そのような機会を佛光山の教えや座禅に求め、そして、自分を見つめ直す一つの節目と考えたい。このために、私は、今、ここに居ます。


「無の世界に入る」

2005年10月28日心配していた天候も良く、交通渋滞もなく予定通り現地に到着することが出来ました。
星雲大師の銅像のお迎えを受けて華厳宝殿の中の素晴らしさに圧倒されつつ外へ出てみると、実に廻りの景観に溶け込んだ建物の中に雄大なお釈迦様が居らっしゃるとは思いませんでした。
座禅会では外部からの物音一つせず、時間を忘れて無の世界に入る事が出来ました。食事の方も日本人向けにお気遣い頂いたように思いました。とても美味しく頂きました。そして、小鳥のさえずりを聞きながら自転車で本栖湖の廻りを散策し、空気はこんなにおいしいものかと実感致しました。
<佛光世紀7号>