2007年8月8日水曜日

心定和尚 群馬県下仁田布教所 来訪


2005年5月26日に佛光山寺第六代住職でありました心定和尚が、群馬県の下仁田布教所に来訪しました。日本に来たのは実に3年ぶりとのことですが、日本各地での講演スケジュールの忙しい中、日本総本山建立の地である群馬県の下仁田布教所(日本大和協會)に時間を割いてご来訪頂きました。
心定和尚は、東京での講演を終えて東京佛光山寺の覚用法師、如昱法師、如兆法師や東京協会会長夫妻、前東京協会会長らと来られました。
心定和尚をお迎えしての講演は、午後7時~8時30分と午後の遅い時間となりましたが、日本大和協会の会員40~50名の参加を頂き、盛大な歓迎をすることができました。歓迎に当たっては、慈怡法師、妙耀法師、日本大和協会会長夫妻、大和協会幹部の方々の協力により、すばらしい歓迎会場ができました。最初に日本大和協会を代表して、会長に歓迎の挨拶をして頂きました。
心定和尚の講演に先立ち、通訳として東京協会の督導様にご足労願い、大変分かり易い通訳をして頂き、本当にありがとうございました。心定和尚の講演は、最初は「人としての生き方や考え方」について一つの例にたとえて、分かり易く、簡潔に説明して頂き、佛教とは難しいものでなく、日常生活の中に「佛教の広さ、深さ、優しさ、平等」といった佛光山寺が進める「人間佛教」の暖かさを直に感じることができました。 また、心定和尚の要請でボード板を用意し、ボードに漢字を書きながらの講演は、「目」で見る漢字の意味と、通訳で聞く「耳」の意味の相乗効果により、講演内容はとても分かり易いものとなりました。その中では、「因」と「果」の「縁起の教え」について具体的にボードに漢字を書きながら私どもに説いてくれました。後半は、日本でも馴染みの多い「般若心経」の第一節「観自在菩薩」と第二節「行深般若波羅密多時」について、一字一字の意味する内容を分かり易く説明頂き、予定時間を延長しての熱意に、会員一同本当に感激致しました。
般若心経は、「大般若経」を260文字に集約した」すばらしい教典であり、「今度群馬に来たときにこの続きの説明をしましょう」との約束にて講演を無事終えました。最後に、慈怡法師のご挨拶を頂き、心定和尚より会員一人一人に記念品を手渡しで頂き、感激も一層大きいものになりました。
<佛光世紀4号>